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患者の会概要
設立趣旨
平成27年12月に厚生労働省より発表された「がん対策加速化プラン」によりますと、薬物療法を原因とする患者の悩みや負担は増加しており、事実、副作用に苦しむ患者は2003年から10年間で2.2倍に増加しております。
また、がん患者の仕事に関する悩みにおいても、体力低下、副作用や後遺症による症状が原因で、勤務調整が困難などを理由に依願退職または解雇される患者は35%を数えるなど、状況は10年前からほとんど改善されておりません。
一方、近年の免疫チェックポイント阻害剤の出現、普及によって免疫細胞、免疫制御機構の活用、再構築によるがん治療法は科学的に解明されつつあります。
なかでも免疫細胞療法は、広島大学での高度先進医療の取り組みを皮切りに、1999年より民間医療機関でも治療が始まり、現時点においては全国およそ600医療機関で治療が実施され、実治療としての有用性に関する数多くの報告がなされております。また、免疫細胞療法は副作用がほとんど無く、安全な治療法として実施され、生活の質に影響を与えることが少ない治療としての認知も深まっております。
2014年の再生医療等安全性確保法の施行により、免疫細胞療法は一般の自由診療とは異なり厚生労働大臣が認定した認定再生医療委員会の承認の下、規制当局への治療提供計画書、細胞加工プロセス、安全管理体制等を届出し、毎年度の治療提供状況等の定期報告を義務付けられる新たな枠組みの医療となり、環境が整備されました。
しかしながら、法律下で安全性の担保された枠組みになったにもかかわらず依然として公的負担の受けられない一般の自由診療としての取扱いのままであり、患者は経済的には多大な不便を被っております。
したがって、免疫細胞療法が国からの臨床研究費等を得て研究が進み、公的保険やがん保険をはじめとする民間保険の対象になり、患者が多大な経済的負担を強いられずとも“いつでも、どこでも、誰でも”が受けられる治療として普及させるべき治療法と考えます。
平成29年1月吉日
免疫の力でがんを治す患者の会
会長 坂口 力
(元 厚生労働大臣)
「免疫の力でがんを治す患者の会」組織概要
名称 | 免疫の力でがんを治す患者の会 |
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設立 | 2016年9月 |
会長 | 坂口 力(元厚生労働大臣・医師) |
事務所所在地 | 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台 2-1-45 ニュー駿河台ビル 3F 「免疫の力でがんを治す患者の会」事務局 |
URL | https://imcell-t-chikara.com/ ※ お問い合わせ等は お問い合わせフォーム よりお願い致します。 |
「免疫の力でがんを治す患者の会」 活動方針
本会の会則記載のがん患者を取り巻く社会環境の改善とがん医療の発展及びがん撲滅の目的達成のため、以下の活動を行う。
- 「がん対策基本計画」に「免疫細胞療法の推進」の重点項目化のための活動
- 免疫細胞療法の臨床研究推進の為の基盤構築・強化のための活動
- 複合免疫治療の臨床研究推進の為の基盤構築・強化のための活動
- 免疫細胞療法等に関する研究助成及び研究者表彰
- 免疫細胞療法等の保険給付の推進(公的保険及び民間保険適応)のための活動
- 免疫細胞療法等関連情報の収集及び提供
- 会員相互の交流
- 関係諸団体との交流の促進
- 市民セミナー開催
- その他、上記に関わる活動等